【新刊レビュー】ストレングス・スイッチ 子どもの「強み」を伸ばすポジティブ心理学を読んでみた!
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褒めて伸びるタイプです
強みを伸ばすか、弱みを克服するか
これって子育てから自分の成長までに関わってくるポイントですよね
あなたは、強みを伸ばして、弱みをはるかにカバーするまでもっていくタイプですか?
それともあなたは、弱みを克服してバランスをとっていくタイプですか?
そこで本記事では、前者にちかい主張をじっくりみていきます
著書『ストレングス・スイッチ 子どもの強みを伸ばすポジティブ心理学』に具体的に詳述されてるので、内容とあわせて具体的にみていきます
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『ストレングス・スイッチ 子どもの「強み」を伸ばすポジティブ心理学』
▼内容紹介▼
「強み」で子育ては解決、親自身も成長する
弱点・苦手分野に目を向け、それらを克服しようとするのは、人が進化の過程で生き残るために獲得した本能だが、そこには大きな落とし穴がある。
子どもの足りない部分を意識するあまり「強み」を忘れてしまうからだ。
しかし、その習性を逆に生かし、子どもの長所を探してさらに伸ばす戦略を取れば、真の才能が覚醒する!
近年注目を集めるポジティブ心理学界のホープが、豊富な研究結果や親たちの実例、そして自身の子育て経験をもとに、科学的理論を日常の実践へ橋渡しする。
引用:Amazon
ポジティブ心理学って見慣れない学問ですよね。これは、人間のプラスな感情により着目して、良り前向きな気持ちをつくることで、行動・生活もプラス方向にもっていくことを目的としてます(うさん臭くはないですw)
「強み」には正体があった
本書では子どもの「強み」の正体が3つの要素カテゴライズされてます
- 得意(上手にこなせる)
- 熱意(楽しんで行なう)
- 頻度(積極的に行なう)
楽しくやっていて、しかも上手だし、よく頻繁にそれをやる状態ってこと
「好きこそ物の上手なれ」
の言葉を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
良く知るこのことわざには、心理学的な根拠が裏付けてあったのです
具体的には...
「得意」「熱意」「頻度」という強みの3要素は、美しいフィードバック・ループを描く。
その活動を上手にこなせると、子どもは嬉しくなり、ますます熱中する。
そこで、その活動を積極的に繰り返そうとする。
すると今度は、頻繁に行なう(努力する)ことで、ますます上達する。
このフィードバックループは
- 得意→熱中→頻度
- 熱中→得意→頻度
- 頻度→熱中→得意
のように、それぞれの要素との相関性が強く、どの要素が起点になるかは明確にならないようです
まだまだ下手だけど、好奇心で触れる回数が多くなれば上手に。
普段の生活で多く触れてたから、上手になって、熱中するように。
どの要素がスタートポイントになるかは子どもとその置かれる環境によって変わってくるんですね
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強みの開発 = 能力 × 努力?!
紹介したこれら「強み」の3つの要素
- 得意(上手にこなせる)
- 熱意(楽しんで行なう)
- 頻度(積極的に行なう)
を開発していくには、子どもの周りにいる人たちがその要素を知り、環境を整えてあげるとよさそうです
たしかに、自由放任主義のもと、子どもに自由奔放完全お任せで、自然と「強み」を磨くこともできます
ですが、本書ではあ・え・て育てる親側が「強み」の3つの要素を知って、それを磨ける環境を整えることが力説されてます
しかも、
最初は遺伝的な特徴(能力)にわずかに優れているだけだったが、周囲が環境を整え、機会を与える内に、子どもは繰り返し練習(努力)して、他の子どもよりも早く上達する。
と、述べていて、
生まれた時にはそんなに大差ねーよ!
生まれた後の環境と努力で、どうにでもなるよ!
もっといえば、
天は人の上に人をつくらんし、人の下に人もつくらんよ!
どんな人であれ「強み」があり、磨けるし、開花させることができるってことも主張のひとつです
弱点を直すことよりも強みを伸ばすことに力を注いだ方が、高いレベルで物事をこなせるようになる
これが最後の結論と主張です。ここまで読んできたら「そーだよな」と納得がいくはずです
追記:「時間を忘れる」感覚を大切に
筆者の主張では
- 「強み」の3つの要素を知ること
- 「強み」を磨く環境を整えること
- 「強み」を磨くプロセスを見守ること
が大切とされてました。でもそもそも育てる側たちが自分の「強み」に気づいていなければ、教えることも環境を整えることも難しい!
同じように「得意」「熱意」「頻度」で掘り下げてもいいですが、これら3つを総合的にみたら「時間を忘れる感覚」が眠ってるんです
これまで生きてきた中で「時間を忘れる感覚」でやってきた行動はありませんか???
振り返った時に、その行動は「得意」「熱意」「頻度」と何か関係はなかったでしょうか???
時間を忘れて遊戯王にどハマりしてた時は、熱中して、頻度はもちろん、そしてめちゃちゃ上達してました(どやあ)
そーんな感じで、「時間を忘れる感覚」で何かをやっていた時にはここで紹介した「強み」の要素が隠れてる可能性が大です
子どもの「強み」を発掘する前の段階に、まず自分の「強み」をこのように再発見してみてください
そうすることで、子どもの「強み」を発掘して開花をうながす時の、大切な手がかりになるでしょう
自分の強みがわからない人から強みを押し付けられたくないですしねww
ぜひ参考にしてみてください