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【レビュー】イライラしない本 ネガティブ感情の整理法を読んでみた!SNS疲れにどう対処する?

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斎藤孝先生は自分の尊敬できる人の1人なのですが、

常に落ち着きをみせている彼はいったいどういったメンタルコントロールを普段しているのか気になってました!

 

先月出版された、その名も『イライラしない本』から彼の感情コントロールの術を盗みましょう!

 

イライラの根源を論理的におさえ、心穏やかに日々を送れるような方法を提示してくれる一冊で・・・

 

斎藤孝先生の個人的な経験から編み出されたネガティブな感情への対処方法は、

特に現代社会特有なイライラの根源に焦点をあて、故人の知見を引用しながら、ネガティブ感情をいかにコントロールしてゆくかについて、非常に読みやすく書かれています

 

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何が心を乱すのか(イライラの根源)

イライラ感情とは・・・・心が微妙に不安定な状態で、さざ波のような感情であり、その根源を、現代社会のコミュニケーションの過多(SNSが顕著)、肥大化した自己承認欲求、査定社会、嫉妬、ルール違反に対する正義感

と斎藤孝先生は、指摘しています

 

中でも、現代社会特有かつ、共感し得るなと思えた部分は、”肥大化した自己承認欲求”と”査定社会”です

 

「いつでも自分を表現できる、自分のことをアピールできる。」そんな時代になったがために、今度は自分に対する反応がものすごく気になるという感情が芽生える・・

 

SNS上で、”いいね”が少ないと落胆し、認められていないと落ち込む」

 

これは、前々から言われていることでしたが、手軽に自己承認欲求を満たせるツールができたため、

 

今以上に、他人の評価、目線が気になり、それに支配されていることが、現代特有の”イライラ”の根源だそうです

 

そもそも、査定社会とは=「互いに相手を査定し合い、互いにその評価に見合った言動を求め合うような現代社会の有様」と、この本で表されています

 

ここで、注目されるのが、”自己評価”で、「自己評価が高すぎる人、自分の実力以上の思い上がり(勘違い)が大きい人に対して周囲の人たちはイラッとするわけです。」と、述べられているように、

 

極論、客観的にモテない人、できない人という評価が与えられているにもかかわらず、俺はモテモテ、できる人であると勝手に思い込んでしまっている人のこと!

 

インターネットが普及している現代だからこそ、その感度”イライラセンサー”は高まっており、

特に、SNS上で、自己評価(勘違い)と他者評価(現実)のギャップにイライラを覚える人が多い傾向のようですね

 

日常に置き換えるならば、現実はそうでもない人(そういうキャラではない人)がSNSなどでリア充アピール、自己主張を重ねることが、周囲を苛立たせている?とでも言えるのでしょうか。(こわいこわいこわこわい・・・笑)

 

自分を客観視する能力を”互い”に求め合う世の中になっている。

そして、「客観的な評価と個々人の自己評価が一致していること」を暗黙の了解とし、それを互いに課し合う非常にむずかしい社会になっている。とのことです。

 

うむ~~~どう受け止めましょうか

 

たしかに、これはいわゆる、”SNS疲れ”と置き換えられそうですよね

 

読み進める中で、ピンポイントにSNS疲れ対策の記述は見受けられなかったと思います!ネガティブ感情全体を見渡した、コントロール方法は充実はしていましたけれど!

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SNS疲れにどう対処する?

ヘビーユーザーと呼ばれる人たちから、単なる連絡手段として使っている人のように、個々人によってSNSの用途は違ってくるはずです

 

SNSにうんざりしてしまう日々が続くようなら、”デジタルデトックス”、つまり、一切のデジタル機器から身を遠ざけ、リフレッシュする時間を設ける調整も必要かもしれません

 

しかしそうとはいえ、それに踏み切るには、今やSNS(LINE、Facebook、Twitter等)なしの生活はなかなか考えられなかったりする葛藤を破らなければなりません

 

SNSのみに、”依存”、”執着”しないように自己管理することも大切であると思います

 

時には、自尊心を養うため(?)にも自己発信は大切でありますし、SNS上での他者の発言に共感を示し、同調してあげることの寛容さもまた、大切であるといえるはず

 

 

非常に繊細な”イライラセンサー”を現代の人たちはそなえているかもしれませんね

 

非常にむずかしい話ですが、SNS上にしても、現実世界にしても、自分がなにかしらのアクションを起こす前に、このアクションにより、周りの他者はどういったリアクションを示すのか、を考えられる”思いやり”が広がる社会でありつづけてほしーなと切に思いましたとさ